佐々木麟太郎、初回無死満塁で特大の先制2点適時打 衝撃弾での米デビューから2戦目も止まらず
◆MLBドラフトリーグ フレデリック・キーズ―トレントン・サンダー(12日・米メリーランド州フレデリック=ナイメオフィールド) 花巻東から米スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が12日(日本時間13日)、トレントン・サンダーの一員としてMLBドラフトリーグのフレデリック・キーズ戦に「4番・DH」で先発出場。衝撃の米デビュー戦から一夜明け、2戦目のこの日も初回に先制打を放った。 0―0の初回無死満塁。フルカウントからの7球目、右腕・ニードルスの89・8マイル(約144・5キロ)シンカーを捉えると、打球速度97・4マイル(約156・8キロ)、角度34度の当たりがセンター右へ。飛距離365フィート(約111・3メートル)。2試合連続安打となる一打はあわや満塁本塁打という先制の2点適時打となった。 花巻東では高校史上最多の通算140本塁打をマークした“新怪物”は、前日11日(同12日)の同戦で米デビュー。1―1で迎えた3回2死二塁の第2打席で右越え決勝2ランを放ち、6回にも右前適時打で2安打3打点といきなり結果を残した。MLB公式サイトも「日本のプロスペクト」と題した記事で麟太郎の活躍を紹介し、サンダーのスミス監督も「魔法のようだった」と称賛していた。 21年に創設された「MLBドラフトリーグ」は今季は6チームが参加し、6月から9月にかけて80試合を戦う。前期は7月のドラフト前の高校生や大学生などアマチュア選手が出場。30球団のスカウトも足を運ぶことから、“メジャーへの登竜門”とも言える存在となっている。
報知新聞社