潜水艦乗組員転落 海軍「人為的ミスではない」 処分しない方針/台湾
(台北中央社)昨年12月に海軍の潜水艦「海虎」から乗組員6人が海に転落した事故で、海軍司令部は19日、事故は環境と装備のそれぞれの要因が絡み合って発生したものであり、「人為的ミスではない」とし、関係者を懲戒処分しない方針を示した。 事故は同21日、南部・屏東県の離島、小琉球周辺の海域で起きた。脱落した木製のブイの回収作業中に波が突発的に押し寄せ、救助に向かった隊員を含む6人が海に転落。このうち3人はいまだ行方不明となっている。事故を巡り、天候不良にもかかわらず人力でブイを回収しようとしたのは指示が不適切だったのではないかとの議論が持ち上がり、懲戒処分を求める声が上がっていた。 (游凱翔/編集:名切千絵)