マニア垂涎の品も? 札幌市営地下鉄の不用備品オークション受け付け中
【北海道・札幌】札幌市営地下鉄の駅や車両などで不用となった備品が買えるインターネットオークションの入札仮申し込みが始まっています。2月4日(木)午後2時までネットで受け付けています。
駅名標識やヘッドマークなど6点出品
札幌市営地下鉄は、1972(昭和47)年に開催された札幌冬季オリンピックに向けて整備されたのが始まりです。最初は南北線だけでしたが、東西線・東豊(とうほう)線が開通、現在では全3線が走行しています。 この地下鉄の不用品のオークションは、札幌市の資産売却の一環として、2010年度から始まり、今回で6回目。最初の3年間は、大きな告知もなかったことから不調に終わった入札もありましたが、2013年度からは札幌市交通局自体の広報も兼ねてPRを拡大したところ、入札数は3倍近くに、落札額も合計で20万円を超えるオークションになりました。 これまでの5年間で、最も値が高くついたのが「地下鉄6000形車両ヘッドマーク」と「地下鉄6000形・3000形車両市標セット」で、共に5万円で落札されました。
今年出品されているのは、「地下鉄駅ホーム駅名標識1(東豊線大通駅)」「地下鉄駅ホーム駅名標識2(西11丁目駅)」「地下鉄駅出入口案内表示板1(大通駅)」「地下鉄駅出入口案内表示板2「ひばりが丘駅」」「地下鉄6000形・2000形車両市標セット」「地下鉄6000形車両ヘッドマーク」の計6品です。 札幌市交通局事業管理部によると、「6000形は2008(平成20)年に、2000形は1999年(平成11)年に走行を終えていますので、貴重な市標・ヘッドマークだと思います。駅名標識は7年前まで使っていたもので、案内表示板はさらに古いものになります」とのこと。
鉄道マニアの存在は広く知られていますが、札幌市営地下鉄が大好きな人にとっては垂涎もののオークションといえるでしょう。 オークションの入札に参加するには、インターネット上での申し込みが必要です。2月19日(金)午後1時から2月26日(金)午後1時まで正式な入札を行い、その後、落札者が決まり次第、入札参加者には入札結果が電子メールで伝えられます。 詳しくは、札幌市交通局のYahoo!JAPAN官公庁オークション案内ページを参照ください。 (ライター・橋場了吾)