三沢市の消防屯所が全焼 放火の疑いも
18日午前3時半ごろ、青森県三沢市三沢猫又の市消防団第6分団屯所から出火、木造2階建て約250平方メートルを全焼した。けが人はいなかった。三沢署は放火の可能性を含め、出火原因などを調べている。 建物裏手の燃え方が特に激しく、屯所内にあった消防車1台が全焼。近くの空き家にも火が移ったが、すぐ消し止められた。第6分団の団員によると、建物への人の出入りは最近なく、施錠してあったという。 近隣住民の通報を受けた消防車両10台が出動、約4時間後に鎮火した。現場は青い森鉄道三沢駅から北へ約400メートル離れた住宅街。近くの80代男性は「玄関を開けたら、ボーボーと火の手が上がっていて怖かった。近くに空き家が多く、燃え広がらないか心配だった」と顔をこわばらせた。