松下奈緒、テレ朝系5日放送「朝だ!生です旅サラダ」3代目メインMCで初登板 2代目MCの神田正輝から「『旅サラダのお母さんになって』と言われた。その言葉を胸に頑張りたい」
女優でピアニスト、松下奈緒(39)が、5日生放送のテレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」(土曜前8・0)で3代目メインMCとして初登板する。2代目MCを27年半務め、先月28日に卒業した俳優、神田正輝(73)から放送31年の長寿旅バラエティーを託された。サンケイスポーツのインタビューに応じた新家長は「神田さんに『旅サラダのお母さんになって』と言われた。その言葉を胸に私は28年頑張りたいです(笑)」とお茶目に恩返しを誓った。(大塚美奈) 【写真】神田正輝のラスト回を終えたスタジオで仲良く腕を組む松下奈緒 神田の卒業から2日後、松下は自然な笑顔で大役に向き合っていた。 1993年に開始した旅サラダのMCに加わったのは昨年4月。1年半で初代の草野仁(80)、2代目の神田に続くメインMCを単独で任されることになった。 「30年以上続く番組って本当にすごいこと」と感謝するスター女優が、「3代目」と先代にお墨付きをもらったのは先月28日のオンエアだった。 「最後のあいさつで『3代目として頑張って』と初めて言われて…。オフではなく、オンエアで最後にいただいた言葉の重みはすごかったですね」と受け継ぐ使命を改めて実感した。 放送終了後のやりとりを聞くと、「私が泣いてしまって、神田さんは〝なんで奈緒が泣くんだよ〟ってハグしてくれました。旅サラダでもう一緒に過ごせないと思うとすごく寂しくて、今もウルウルする」と照れ笑い。 大阪・ABCテレビの収録スタジオには新旧スタッフが大勢集結し、「神田さんはみんなのお父さんだったんだなと思いました」と脱帽した。 誰にも慕われた家長は松下に金言を残した。 「番組に入った私の歓迎会をしてくれたとき、『あなたは旅サラダのお母さんになりなさい』とおっしゃった」としみじみ。「神田さんや勝俣(州和)さんがふざけていたら、楽しく叱ってあげるような関係でいられるといいんだよなって。神田さんは変に気を使うことを望んでいなかったし、MCの私にも〝素を出していいんだよ〟って教えてくださった」。その言葉に背中を押され、無邪気に神田のダジャレに突っ込んだり、松下のユニークな素顔は視聴者の心をつかんだ。 濃密な1年半だった。体のメンテナンスで神田が約2カ月休養したときも、「見てくれている方がいるので、番組として変わらない楽しさを伝え続けなきゃいけないと考える時間にもなりました」と感謝する。