【MLB】ドジャースがロハスのオプションを行使 35歳のベテラン遊撃手 来季の年俸は500万ドル
日本時間11月3日、ドジャースが35歳のベテラン遊撃手、ミゲル・ロハスの来季オプションを行使したことが明らかになった。ロハスは2023年1月にトレードでドジャースに加入し、2024年まで契約延長。来季の契約は年俸500万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)となっていたが、チームリーダー的存在として4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇に貢献したロハスの働きを高く評価し、バイアウト100万ドルを支払うのではなく、年俸500万ドルで来季も契約することを決めたようだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 今季のロハスは103試合に出場し、打率.283、6本塁打、36打点、8盗塁、OPS.747を記録。短縮シーズンだった2020年を除くと、OPSは自己最高の数字だった。開幕当初は二塁ギャビン・ラックス、遊撃ムーキー・ベッツの控えという扱いだったが、ベッツが骨折で離脱したあとは正遊撃手として活躍し、そのまま遊撃のレギュラーに定着。7月下旬に右前腕痛で離脱し、シーズン終盤には内転筋の故障にも苦しめられたものの、ポストシーズンでも地区シリーズで3試合、ワールドシリーズで1試合に出場してチームを鼓舞した。 ただし、来季のロハスの起用法は現時点では不透明だ。35歳という年齢を考えると、フルタイムの正遊撃手として起用される可能性は低く、実際にドジャースはブリュワーズからFAとなったウィリー・アダメスなど、遊撃手の補強に動くことが有力視されている。また、大物遊撃手を獲得しなかったとしても、チーム内にはトミー・エドマンがいるため、ロハスに「対左投手用の遊撃手」以上の役割が与えられることはないだろう。基本的にはベンチ要員として、チームをサポートする役割を担うことになりそうだ。 ドジャースは今季の世界一メンバーのうち、ダニエル・ハドソンとケビン・キアマイアーが引退し、ブレイク・トライネン、ジョー・ケリー、ウォーカー・ビューラー、ジャック・フラハティ、テオスカー・ヘルナンデス、キケ・ヘルナンデスの6人がFAに。オースティン・バーンズとロハスは来季オプションが行使され、来季の契約が選手オプションとなっているクレイトン・カーショウも残留がほぼ確実となっている。