インバウンドの回復や新駅の開業に期待 観光業界の新年互礼会 2025年の鹿児島の観光は
鹿児島読売テレビ
観光業界のトップが集う新年互礼会ではインバウンドの回復や新しい駅の開業に期待の声が聞かれました。 (山下香織キャスター) 「県観光連盟の新年互礼会が始まり観光業界のトップが集まっています。鹿児島の観光にとってどんな1年になるでしょうか?」 鹿児島市で開かれた互礼会には塩田知事や県選出の国会議員、観光関係者などおよそ450人が集まりました。 今年の注目スポットと言えば3月に開業が迫る仙巌園駅。さらに明治日本の産業革命遺産は世界遺産登録10周年を迎えます。 (島津興業 長野信弘顧問) 「駅が出来ると磯地区へのアクセスが全然よくなるのでお客様の動きもだいぶ変わるだろう。(産業革命遺産の10周年でもあるが?)そういう記念の年に駅が開業するのはすごく意味のあること」 12月「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、 “焼酎ブーム再来”を願う声も。 (県酒造組合 田中完専務理事) 「やっぱりインバウンド、海外に向けてもいいチャンス。多くの人に焼酎の持っている風土というかテロワールを感じてもらえるツアーとかにも繋げたい」 インバウンドのコロナ禍前の水準への回復も、今年が正念場です。 (南国ホテルズ 伊牟田均社長) 「ちょっとインバウンドが遅れているんじゃないか。大都市圏に集中している感じでこれから地方に足が向く時代に入ると思うのでこれから鹿児島にチャンスがあるんじゃないか」 2024年、クルーズ船の寄港は過去最高だった2019年に迫る151回でした。 国際線4路線も復活しましたが、運行便数は戻っていません。 (鹿児島空港ビルディング古薗宏明社長) 「国際線についてはグランドハンドリング会社の頑張りを期待したいしその上で更なる増便や新規路線開拓に向け取り組みを進めたい。ベトナム便が3月に双方向のチャーター便が飛ぶので沢山の方に鹿児島に来て頂いて将来の定期便に繋がれば」 4月に開幕する「関西万博」の波及効果に期待する声も聞かれました。