レーダー探知機の誤警報を50%軽減!「ブリッツ」の最新モデルが搭載する「MSSSスキャン機能」で人感センサ―自販機を識別
MSSS新周波数に対応して誤警報を50%カットし、さらに快適性アップ!
速度取り締まりを巡って今注目を集めているのが「MSSS新周波数帯」です。これは、従来のレーザー&レーダー探知機では感知できない周波数帯の電波を使った取り締まりで、徐々に導入する都道府県が増えていると言われています。そこでブリッツ(BLITZ)のレーザー&レーダー探知機では、新周波数に対応したものにモデルチェンジしてきましたが、誤警報が悩みの種でした。ここでは、進化したブリッツのレーダー探知機を紹介します。 【画像】BLITZの進化したレーダー探知機のポイントを抑えた画像はこちらから。(全16枚) (初出:XaCAR 86&BRZ magazine Vol.045)
自販機やマツダ車のセンサーを識別して誤警報を減らす
これまでMSSS新周波数では、人感センサー付きの自動販売機やマツダ車のドアミラーセンサーの周波数が近く、それらにレーダー探知機が反応してしまうことがあった。今回ブリッツから新登場した「TL404R」と「TL314R」では、それらの電波を感知すると「識別中」アラートが出て、そこから判別に入るという。誤警報による発報は、約50%抑えることに成功したとのこと。 MSSSの受信感度が「HIGH」モードのときでも、誤警報を大幅に低減するMSSSスキャン機能を搭載。レーダーを探知すると警報を発するとともに、MSSS/人感センサー自販機/マツダ車の識別を開始する。レーダーの発信源に近づくにつれ、レーダーの特定が完了すると、MSSSなら警報を継続、人感センサー自販機やマツダ車ならば警報を終了する。
誤警報低減と警報優先の調整が可能になる
MSSSは、複数の周波数を使用するため、これまでのレーダー探知機では警報できないケースがあったが、「Touch-LASER 3」シリーズは、MSSSの新周波数に対応。さらに、MSSSの受信感度を2種類から選べるMSSS受信特定機能を搭載。より幅広い周波数の検知・警報を優先するか、誤警報の低減を優先するかの感度設定が可能だ(対応モデル:TL414R、TL314R、TL403R、TL313R、TL243R)。 これまでも独自アルゴリズムから、制限速度内で走行中にはアラートをミュートできたりするフルオート機能を搭載し、レーザー&レーダー探知機は騒がしいというデメリットを解消してきたブリッツ。今回のモデルチェンジでさらにMSSS新周波数帯の誤警報も減らすことができ、快適性が向上した。実勢価格はこれまでのモデルとほぼ同じになるという。現在この機能が搭載されているのは2モデルで、どちらもオールインワンタイプとなっている。
オプションのOBD IIアダプターの接続でクルマの詳細情報を見られる
さらに嬉しいポイントとして、ブリッツが長年培ってきた電子パーツ開発ノウハウを活かした各種機能を利用できる。最大で205項目の車両情報のリアルタイム表示のほか、車速信号取得による自社位置のより正確な捕捉が可能。さらにOBD II接続で見た目もスッキリさせた電源配線が可能となる。
加茂 新(KAMO Arata)
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