【新NISA】毎月「1~10万円」の積立投資「10年間」で資産をどれくらい増やせるかシミュレーション!
【新NISA】積立投資「10年間」で資産はいくら増えるかシミュレーション
本章では、NISA口座で積立投資を行った場合、10年間で資産をいくら増やすことができるか、下記の条件でシミュレーションしていきます。 なお、本シミュレーションは期待値をイメージするためのものであり、実際には利回りは確定していないこと、元本割れの可能性があることをご理解いただいた上でご確認ください。 《シミュレーション条件》 毎月の積立金額:1万円・3万円・5万円・7万円・10万円 想定利回り:3%・5%・7%・10% 《シミュレーション結果》 ●【毎月1万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は120万円 ・想定利回り3%:140万円 ・想定利回り5%:155万円 ・想定利回り7%:173万円 ・想定利回り10%:205万円 ●【毎月3万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は360万円 ・想定利回り3%:419万円 ・想定利回り5%:466万円 ・想定利回り7%:519万円 ・想定利回り10%:615万円 ●【毎月5万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は600万円 ・想定利回り3%:699万円 ・想定利回り5%:776万円 ・想定利回り7%:865万円 ・想定利回り10%:1024万円 ●【毎月7万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は840万円 ・想定利回り3%:978万円 ・想定利回り5%:1087万円 ・想定利回り7%:1212万円 ・想定利回り10%:1434万円 ●【毎月10万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は1200万円 ・想定利回り3%:1397万円 ・想定利回り5%:1553万円 ・想定利回り7%:1731万円 ・想定利回り10%:2048万円 日本は長らくゼロ金利が続いていましたが、2024年3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除が決定。預金金利の引き上げが期待されますが、経済状況を鑑みると満足を得られるほどの水準は難しいでしょう。 一方で物価は勢いよく上昇し続けています。物価が上がることにより資産価値は目減りし続けていくため、増える期待がある投資への注目が高まりつつあります。 上記のシミュレーション結果を見ると、投資による効果を感じていただけるでしょう。 また、NISA口座を活用することで利益がすべて非課税になることも、資産運用において大きなアドバンテージです。 例えば、50万円の利益が出れば、課税口座の場合、約20%=約10万円の税金がかかるため手取りは約40万円となります。 NISA口座ではこの約20%の税金がかからないため、50万円全てを受け取ることができます。 ただし、投資にはリスクが伴うことを十分に理解しておきましょう。 リスクとリターンは背中合わせです。10%のリターンを期待するなら、10%の損失を被る可能性もあるということを覚悟の上、投資する必要があります。 新NISAを活用した積立投資は、老後に向けた資産形成にも適しています。「少額」で「長い時間をかけて」積立投資を行うことでリスクを分散させ、複利効果も得ることができるからです。 老後は公的年金による収入をメインに生活するのが一般的ですが、年金だけで生活できる世帯は44%(参照:厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」)。 いったい、老後に受給する公的年金はどれくらいなのでしょうか。 参考までに、次章で国民年金・厚生年金の平均受給額を確認していきます。