【与野党逆転】当選・落選議員の受け止めは 玉城県政2期目後半は “いばらの道” か
【以下解説は今井憲和記者】 今回の県議選、玉城知事を支える与党、対する野党、中立のどちらが過半数を獲得するかが焦点となっていましたが野党が新たに4議席を獲得し過半数を占めました。 今回は無投票の石垣市区を除けば、12選挙区で46議席をめぐり73人が争ったわけですが、与党は4選挙区で議席を落とす結果となりました。 定員2人の糸満市区と宮古島市区では改選前は与野党が1議席ずつ分け合っていましたが、すべてが野党と中立の議席に変わりました。このほか中頭郡区と那覇市でも、与党が1議席ずつ落としています。 ■ー 与党側が及ばなかったとみているポイント【敗因】は 与党関係者は、「普天間基地の辺野古移設問題を争点化できなかったのではないか。投票率が過去最低となり自民党公明党の組織票が相対的に高くなってしまったのではないか」と分析していました。 また例えば定数3の宜野湾市区では、激戦が予想されるにも関わらず、与党は3人が立候補し、票の奪い合いとなりました。候補者調整ができていなかったと言えるかもしません。 野党が過半数を獲得したことで玉城知事は今後厳しい議会運営を強いられることになり、年内にも行われる見通しの衆院選、2年後の知事選挙にも大きく影響しそうです。
琉球放送