大谷翔平が5試合ぶりの16号本塁打 昨季世界一軍団から本拠地でアーチ…フリーマン、スミスと2~4番そろい踏み
◆米大リーグ ドジャース―レンジャーズ(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】確信歩き!大谷が昨季世界一軍団から本拠地で豪快弾! ドジャース・大谷翔平投手(29)が11日(日本時間12日)、12連戦初戦となる本拠地・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、5日(同6日)の敵地・パイレーツ戦以来5試合ぶりの本塁打となる16号を放った。 7―1とリードした6回1死一塁の4打席目。昨年6月12日に本塁打を放っていた3番手右腕・アンダーソンと対戦し、カウント2―2から6球目の92・2マイル(約148・4キロ)の直球を捉え、打球速度114・2マイル(約183・8キロ)、打球角度23度、飛距離433フィート(約132メートル)という特大弾を右中間席に運んだ。3番のフリーマンも左中間へ9号ソロで続き、2番大谷、3番フリーマン、4番スミスの本塁打そろい踏みとなった。打球速度は本塁打の中で今季2番目の速さだった。 本拠地で久々のアーチを描いた。5日(同6日)の敵地・パイレーツ戦で怪物新人右腕とされるスキーンズの100・1マイル(約161・1キロ)を中堅にはじき返した15号から4戦連続で本塁打が出ず、7~9日(同8~10日)の敵地・ヤンキース3連戦では、13打数2安打に終わっていたが、12連戦初戦の本拠地で、待望の一発を放った。 昨年ワールドシリーズチャンピオンに輝いたレンジャーズからは、対戦球団別では最多を更新する20本目のホームラン。お得意様からの一発となった。21、23年に月間MVPに輝き、昨季は月間15本塁打を放つなど得意の6月だが、試合前の時点で6月は34打数7安打の打率2割6厘で1本塁打、3打点、1盗塁。復調へのきっかけとした今月2本目のアーチだ。 昨季まで21打数4安打の打率1割9分で本塁打なしと抑え込まれていたレンジャーズ先発右腕・ダニングに対しては2打席連続四球。初回1死走者なしの1打席目には四球で出塁すると、すかさず今季15個目の盗塁となる二盗を決めた。続くフリーマンの右前安打で打球判断を誤って三塁に進めないミスもあったが、4番スミスの左翼への3ランで先制のホームを踏んだ。4回2死二塁の3打席目は2番手右腕・ヘルナンデスの前に空振り三振に倒れていた。
報知新聞社