34歳夫婦、子どもが生まれたら「ミニバン」にすべきですか? 妻が「ベビーカーをそのまま積みたい」と言っていますが、やはり大きい車のほうが便利でしょうか?
一般的に子どもが生まれたことをきっかけにミニバンなど大きな車を買いたい、あるいは小さい車から買い替えたいというニーズが高まることが多いです。子どもが生まれた直後はベビーカーを積み、大きくなるとレジャーや習い事などで荷物を多く積むことが想定されます。 本記事では、3人の子育てをしている元ディーラー営業マンの筆者が、子育て世帯のミニバンの選び方を解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
ミニバンのメリット
まずは簡単にミニバンのメリットを考えていきましょう。特にコンパクトカーや軽自動車など、小さめの車から買い替える場合は「多人数乗車ができるようになる」というのが大きなポイントです。 子どもが小さいうちはチャイルドシートに乗せなければいけないため、スペースが取られます。5人乗れるコンパクトカーであってもチャイルドシートのスペースを確保しなければならないため、大人3人+赤ちゃんの4人乗車が限界でしょう。 ミニバンであれば最大8人乗りの車となるため、夫婦+赤ちゃん+祖父母の計5人が乗っても十分ですし、さらに広い荷室空間も有しているのでベビーカーを積むことも可能となります。
ベビーカーを畳まずに積み込める荷室サイズは?
今回のケースでは、妻が「ベビーカーを畳まずに積みたい」と希望しています。これを想定した場合にどれくらいの荷室サイズが最低でも必要なのでしょうか。 ベビーカーは、子どもが小さいうちはしっかりとした「A型ベビーカー」を使うことになります。ベビーカーを取り扱うメーカーのアップリカの商品「ラクーナ クッション AG」の場合、畳んでいない時のサイズが462ミリ×835ミリ×991ミリなので、少なくともこれ以上の荷室を有する必要があります。 子育て世帯に人気のある「日産セレナ」にこのベビーカーを積む場合、室内幅が1545ミリなので3列目のシートを半分格納すれば可能です。仮にフル乗車する場合はベビーカーを畳めばシートを全て使っている状態でも荷室にベビーカーを積めるでしょう。 セレナよりひと回り小さいサイズのミニバンを検討している場合、「トヨタ シエンタ」が候補に挙がるかと思います。3列シートのシエンタの場合、サードシートを格納した時の荷室サイズは1265ミリ×1070ミリ×840ミリなので、ラクーナ クッション AGを畳まずに搭載することも可能でしょう。