役場へ突入の車、ブレーキ痕なし 茨城県警、動機を捜査
茨城県の日立市役所前広場と東海村役場に車が突入し、村役場への建造物損壊容疑で男(53)が逮捕された事件で、いずれの現場にもブレーキ痕がなかったことが8日、県警への取材で分かった。県警によると、容疑を認めているほか、市役所前への突入もほのめかしている。県警は、男が故意に車で突っ込んだ経緯や動機を慎重に調べる。 男は日立市の自称運転手益子泰容疑者。捜査関係者によると、黒い車に容疑者の母親を乗せて市役所前に突入後、白い車に乗り換え村役場へ向かったとみられる。「村と市に恨みがあった」「村役場に複数回相談する中で不満を募らせた」との趣旨の供述をしている。