＜「Cloud　クラウド」公開記念舞台あいさつ＞舞台あいさつに登壇した岡山天音（撮影・小渕　日向子）

　俳優の岡山天音（30）が28日、都内で行われた映画「Cloud クラウド」（監督黒沢清）公開記念舞台あいさつに出席した。 　主人公が「おびえる」ことが多い今作。撮影現場で「おびえた」ことを問われ、共演する荒川良々との初対面を振り返った。 　岡山と荒川は本作が初共演。荒川に岡山があいさつに行くと「久しぶり」と返答が。まさかの言葉に「やばい、どっかで共演してるんだ。俺が忘れてる」と大慌てで、“岡山天音、荒川良々”で検索するも、該当作品はなかったという。 　どうしてもふに落ちない岡山が「あれ、僕ご一緒してないですよね…」と再確認すると、「なんとなく言っちゃった。ごめん」と笑う荒川のおちゃめな姿に、一気に現場が和んだと語った。 　また、岡山は荒川に「名前の由来は何ですか？」と前のめりで質問。荒川は「今更この話…」と苦笑いも「良までは本名なんです。良友なんですけど…。最初は荒川上手だったんです。荒川で土手だから間違える人がいるということで、良々。うちの座長が付けてくれた。そういうことです」と芸名の由来を明かした。 　本作は、日常と隣あわせの恐怖を描くサスペンス・スリラー。黒沢清監督との初タッグで、第97回米国アカデミー賞国際長編映画祭の日本代表作品として選出されるなど、海外映画祭で続々上映されている。