超大型の台風11号ヤギが香港・マカオ接近…5日夜にも警報シグナル8発令へ
目下、超大型の台風11号(国際名:ヤギ)の接近に伴い、マカオ及び香港の気象当局から台風警報シグナル「3」(※)が発令されている。 マカオの気象台にあたるマカオ政府地球物理気象局(SMG)では、9月5日午後8時~午後11時(現地時間、以下同)の間にシグナルを「3」から「8」へ引き上げる見通しを発表。香港天文台についても、同日午後6時20分に「8」へ引き上げることをアナウンス済み。 SMGによれば、9月8日午後11時現在、台風11号はマカオの東南およそ400キロメートル付近、時速12キロメートルで西へ進んでおり、中心付近の風速は持続205キロメートル、中心気圧は920ヘクトパスカルで、SMGの基準で最大級の「超強台風」規模とのこと。また、あす(6日)にもマカオの南約300キロ圏内を通過する見込みで、これからマカオでは顕著な風力の増大と豪雨、雷雨が予想されるとし、市民に対して最新の気象情報への留意と暴風、防水対策を呼びかけた。このほか、マカオ半島西部・内港エリアの低地について、6日午前7時から午後3時の間におよそ0.5メートルの浸水が予想されるとした。 マカオ域内の公共交通機関については台風警報シグナルの「8」への引き上げに合わせて、またマカオと香港の間を結ぶ公共交通機関については両地のうちいずれかで「8」が発令されるとそれぞれ運休となる見通し。マカオ国際空港を発着するフライトにも影響が及ぶとみられる。 なお、公共交通機関の運行/運航再開は台風シグナルが再び「3」へ引き下げになった後(マカオと香港の間を結ぶ交通機関では両地とも「3」へ引き下げ後)となるが、実際に動き出すのは即時ではなくややタイムラグが生じるの通例となっている。 ※:マカオ及び香港の台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10