富山商高生がスイーツ新商品開発 県内菓子店や餅店と協力、とやまグルメフェスなどで販売
富山商業高校の3年生は、ボン・リブラン(富山市)が製造する富山銘菓「甘金丹」とのコラボ商品を作ったほか、餅店「源七」(魚津市)と協力して串に刺さないで食べる団子を開発した。9日に同校で発表会を開き、出席した生徒14人が一般販売に向けて新商品の魅力をPRした。 甘金丹のコラボ商品は、流通ビジネス科と会計ビジネス科の17人が考え、「甘金丹(富商恋人(とみしょうはにー)とりんご)」と名付けた。 富山商業高が富山市民プラザで取り組む養蜂活動で採れたハチミツ「富商恋人」を使用した蒸しケーキに、リンゴの果肉とカスタードを入れた。橋本龍晟(りゅうせい)さん(17)は「ハチミツの味を感じられるように生地に練り込むなど工夫した。中に入っているリンゴの食感も楽しんでほしい」と話した。 プランニング部の4人は「米の新しい食べ方」をテーマに、一つ食べれば満足感を得られるという団子「はらうい団子」を開発した。
魚津産のコシヒカリを使い、1個60グラムと大きめに仕上げた。めんたいこマヨネーズを乗せたものや、たこ焼き風味のあんをトッピングしたものなど5種類の味を用意した。谷ゆかりさん(17)は「サツマイモや栗を使ったあんを乗せた団子もある。秋の味覚を楽しんでもらいたい」と語った。 いずれも1個250円。甘金丹は今月14日に富山駅で開かれる「とやまワカモノ・サミット」のほか、26、27の両日にテクノホール(富山市友杉)である「とやまグルメ・フードフェス」などで販売する。はらうい団子は「とやまグルメ・フードフェス」で発売する。