中日・大野雄大「いい真っすぐがいくことを再確認できた」2軍戦で20球、キレ復活へ再出発
◇5日 ウエスタン・リーグ オリックス4x―3中日(杉本商事バファローズスタジアム舞洲) 中日の大野雄大投手(35)が7回に2番手として登板。直球の出力を確かめながら1イニング1/3を投げ、1安打1失点だった。試合は中日が9回に適時失策と暴投で逆転され、3―4でサヨナラ負けした。 1軍再昇格への課題は分かっている。2軍に合流した大野が7回にマウンドへ向かった。初球、トーマスへの直球は145キロを計測。2球目の直球で二ゴロに打ち取った。続く広岡は初球を打たせて投ゴロ。河野はこの日最速の146キロの直球で三ゴロに仕留め、7球で三者凡退とした。球数が少なかったため8回も続投。代打・内藤を三ゴロ。続く1番の大里に右前打を浴びて、球数が20球となったところでマウンドを譲った。 6月29日のDeNA戦(バンテリンドームナゴヤ)で2カ月ぶりに1軍の舞台に立った。結果は3本塁打を許し、5イニング5失点。牧の1本目と桑原には直球を左翼席に運ばれた。この日は少ない球数での再出発となったが、「立浪監督からもスピード、切れを取り戻してきてくれと言われたので、一度、短いイニングで思い切って腕を振ろうと思って、投手コーチに相談して実現しました」と意図を語った。 投じた直球は、12球中8球が145キロ以上。成果は上々だ。「大事な勝負どころであれぐらい腕を振れば、いい真っすぐがいくことを再確認できた。今日やったことをしっかり生かしてきたいです」。後半戦に向けてここから巻き返す。
中日スポーツ