小池都知事が記者会見5月8日(全文1)これで終わったわけではない
東京都の小池百合子知事は8日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池知事「まだ終わったわけではない」定例会見 ノーカット(2020年5月8日)」の中継開始時間に対応しております。 【動画】小池知事「まだ終わったわけではない」定例会見 ノーカット ◇ ◇
むしろ5月31日まで延びたとの認識を
NHK:これから小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事よりお願いします。 小池:それでは本日の記者会見、始めさせていただきます。冒頭、私の長年の友人であります外交評論家の岡本行夫さんが亡くなられたという報に接しました。先月末に亡くなっていたということでございますが、まずは心から謹んでご冥福をお祈りしたいと存じます。 前回も申し上げましたように、毎日感染者数、死亡者数などをご紹介しておりますけれども、こうやって身近な方が亡くなる、また、感染をされたという、そういう情報に接しますと、いかにこのコロナウイルスというのが身近なものであって、そしてまた、それは大きな命に関わる問題であるということを知らしめてくれる。そしてこの東京という、日本の首都であり、経済も大きい、人口も一番大きい、そういう中で、この見えないコロナウイルスと戦っていくというのは大変厳しゅうございますが、今回STAY HOME週間は終わったとはいえ、また後ほどご紹介しますが、人の流れも大きく変わった。これは皆さま方のご協力のたまものでございますが、まだまだこれで終わったわけではなくて、むしろ5月31日まで延びているんだということをまずご認識をいただくように、冒頭申し上げたいと存じます。
依然として予断は許さない
緊急事態措置、5月31日までの継続、そして都立学校については5月31日までの休業ということになっておりますので、今日も車もかなり多く出ていました。そしてまた通勤をされている方々、公共交通もかなり混んでいましたよという話を聞いております。どうぞ引き続き、この緊急事態宣言が東京では延長されているという、その意識をあらためてお持ちいただきますようによろしくお願いいたします。 そして昨日23名という感染者にとどまりました。しかしながら累計といたしますと4771名、そして入院されておられる方が2679人、ここは少し説明が要るかと思いますが、この中には入院されている方、それから宿泊療養中、ホテルの方ですね。そういった方々、147名ということであります。一方で退院されている方も増えておりまして、1932名、亡くなられた方、累計160名ということであります。ただ、1日1日のことを追っていくだけではよく全体像がつかめませんが、こちら7日間の陽性者の平均でございます。緩やかな減少傾向にはありますけれども、しかし揺れはあるということであります。依然として予断は許さないと、このことをよろしくご記憶いただきたいと思います。 都民の皆さんにはこの連休中は本当にSTAY HOME、ご協力をいただきました。外出自粛して、そして旅行、帰省、極力控えていただいたわけであります。また、事業者の皆さま方も施設の使用停止について多大なるご協力をいただいていること、あらためて御礼を申し上げたいと思います。「いのちを守る STAY HOME週間」と銘打ちまして、企業の休業、都民の外出抑制、ご協力いただいたということであります。 そしてこのターミナル駅の流れをちょっとあらためてご覧いただきたいと思いますけれども、ターミナル駅周辺の滞在人口は、こちら渋谷駅周辺ですけれども、都内で初めて感染者が発生したのが1月下旬なんですけれども、そこと比較しまして、平日の平均が71%減、休日にしますと82%減ということであります。繁華街の一例として、銀座周辺のデータもお示ししているところでございます。こちらのほうもターミナル駅のデータと同じように、平日、そしてまた休日、それぞれ大きく下がっているということであります。