吉成名高が真の3階級制覇へ向け正規王者のプレーオプラーオとタイトル戦【RWS JAPAN】
ムエタイにおいて外国人初のラジャダムナンスタジアムの3階級王者となった吉成名高(エイワスポーツジム)がRWS(ラジャダムナンワールドシリーズ)の日本初上陸となる「RWS JAPAN」(2月12日、東京・後楽園ホール)で「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級タイトルマッチ」に臨むこととなった。 暫定王者の吉成は正規王者のプレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)と対戦する。 吉成は「自分が12月にスーパーフライ級の暫定王者になったんですが、今回対戦するプレーオプラーオ選手は正規王者で実力も人気もある選手だと思っている。このプレーオプラーオ選手を越えて初めて胸を張って3階級制覇を成し遂げたといえると思っているので、このRWS初めての日本大会で自分が一番輝いて一番いい試合をして必ず王者になりたいと思っている」と正規王座獲得への意欲を見せた。 相手については「自分が初めてラジャダムナンのミニフライ級のベルトを17歳の時に巻いたんですが、その時、1階級上の王者だった。プレーオプラーオ選手も2階級のベルトを持っている選手。当時は自分が対戦するとは思っていなくて“上の人”という存在だったが、今は自分のほうが実力があると思っているので、5Rの中でしっかり相手の動きを見切ったうえで完封勝利を目指そうと思っている」と勝利を確信したコメント。 前日に「TOP BRIGHTS」(1月21日、群馬県オープンハウスアリーナ太田)への参戦が発表されたばかりなのだが、吉成は「間が3週間での試合は結構経験している。試合が終わって2日くらい休んで、そこからすぐに追い込むという形にすれば体調面では問題ない。自分も1月にしっかり結果を出して2月につなげたい」と意に介さず。
またWMC世界女子ミニフライ級王者の伊藤紗弥(尚武会)も参戦が発表された。伊藤はノンバーンファー・ファミリームエタイ(タイ)と対戦する。 伊藤は「RWSの初めての日本大会に出場できることをうれしく思っている。日タイ対抗戦では女子の試合は1つなので、日本の女子ムエタイ選手代表として絶対に勝ちたいと思うし、今後につなげるためにも絶対に落とせない試合だと思っているので、絶対に勝ちたいと思う。女子のムエタイも面白いので、ぜひ見てください」と挨拶。 対戦相手については「この前、12月にタイで試合をしたときに名高たちが出た日にRWSに出ていたんですが、その時見た感じでは何でもできるなという感じ。キックもできるし、パンチ、ヒジ、首相撲と全部うまい選手。女子は2分3Rしかないので、パンチでどんどん前に出てくると思うので、それをどう攻略しようかと考えているところ」と警戒。 伊藤も前日に「TOP BRIGHTS」への参戦が発表されたのだが「そこから3週間しかないんですが、私は3週間あれば十分。まずは1月に勝って2月につなげたい」と語った。