現職警察官の逮捕から一夜明け 署長会議で話されたのは… 鹿児島
鹿児島放送
またしても起きた現職警察官の不祥事から一夜明けた19日は県内の警察署の署長らを集めた今年度最初の会議の日でもありました。鹿児島県警のトップは何を語るのか、聞いてきました。 【村川アナウンサー】 「警察官としてあるまじき行為。県警の首席監察官は昨夜深々と頭を下げました。後を絶たない警察の不祥事。警察幹部が一様に厳しい表情で集まってきました」 出席したのは県内27警察署の署長と県警本部の幹部ら約80人です。 県公安委員会の増田委員長は「愚直なまでに県民からの信頼回復につとめてほしい」と求めました。 県警をめぐっては今月8日個人の犯罪歴や事件の捜査情報を第三者に漏らした疑いで49歳の巡査長が逮捕され、18日は51歳の男性警部が不同意わいせつの疑いでつかまりました。 その度に警察の不祥事を捜査する監察官が「再発防止に努める」とコメントしています。 【県警本部・牛垣誠首席監察官】 「本日職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり改めて深くおわび申し上げます。警察官としてあるまじき行為であり、被害者はもとより県民の皆様に深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」 相次ぐ不祥事を受け県警トップの野川明輝本部長は 【県警本部・野川明輝本部長】 「情報漏洩や違法薬物の使用などが許されない行為であることは警察職員でなくともわかることであるにもかかわらず、これらの事案においてはこれぐらいなら許される・見つかる訳がないなどといった自分に都合の良い評価をしているように思われます。類似の傾向はハラスメント事案においても見られます。公正な社会の実現を引き受ける警察職員は自らの行動に対する自己評価についても公正でなければなりません」