制服カルチャーを牽引する、イーストボーイのさらなる躍進
平成から令和の制服シーンにおいて、学生には欠かせないイーストボーイ(EASTBOY)。
90年代後半から学生の間で人気を集めていたが、2000年代に入ると雑誌『Seventeen』とともに、憧れの制服ブランドとしての地位を確立した。トレンドをいち早くキャッチし、常に時代の価値観を反映してきたイーストボーイの制服は、現在どのように進化しているのだろうか。 今回はイーストボーイPR担当・企画担当者の方々にお話を伺った。
平成の制服カルチャーの象徴、イーストボーイの魅力を探る
平成のイーストボーイと言えば、当時の『Seventeen』での制服特集でも分かる通り、まさに女子高生にとって憧れの制服だった。 2000年代初期のイーストボーイと『Seventeen』とのコラボレーションは付録とともに人気を博していたが、当時のイーストボーイとのコラボレーションにはどのような背景があったのだろうか。 「当時は『Seventeen』のモデルさんがカリスマ的な存在で、そのモデルさんがイーストボーイの制服を着ていると、すごく反響がありました。 この頃『Seventeen』は付録企画というのを定期的にされていて、お話をいただいたことがあります」 当時の『Seventeen』とイーストボーイの付録を覚えている人も多いだろう。雑誌付属のシールをはじめ、ミニサイズのイーストボーイのスクールバッグは人気が爆発し、欲しがる人が続出した伝説的なアイテムだ。当時のイーストボーイのグッズについてこう語る。 「もともとスクールバッグはイーストボーイでも販売していましたが、付録にはイーストボーイのお店では売っていない、小さなサイズのスクールバッグを応募者全員サービスにしたらどうかというお話になりました。 当時はショップでも、春のキャンペーンなどのときにノベルティーとして、お弁当箱やステーショナリーグッズといったものを作っていましたね」 平成のイーストボーイを語る上で、忘れてはならないのはリボンだ。当時の雑誌では、ルーズソックスやハイソックス、ローファーなどさまざまな制服アイテムが多数掲載されていたが、その中でもイーストボーイのリボンは、必ずと言っていいほど人気アイテムとして掲載されていた。