独消費者信頼感、1月は-21.3 小幅改善も依然低水準=GfK
[ベルリン 19日 ロイター] - 市場調査グループGfKとニュルンベルク市場判断研究所(NIM)がまとめた1月のドイツの消費者信頼感指数はマイナス21.3と、前月改定値のマイナス23.1から小幅に上昇した。 ただ依然として低水準で、食品・エネルギー価格の高さや雇用不安が家計を圧迫している。 ロイターがまとめた市場予想はマイナス22.5だった。 GfKは1月の消費者信頼感改善について、過去の落ち込みを部分的に補ったものに過ぎず、消費者心理は依然として非常に冷え込んでおり、年央から停滞が続いていると述べた。 NIMのアナリスト、ロルフ・ビュルクル氏は「消費者心理の持続的な回復はまだ見えない。消費者の間の不透明感が依然として高過ぎる。食品・エネルギー価格の高さが主因だ」とし「また、多くのセクターで雇用不安が高まっている」と述べた。 ドイツではフォルクスワーゲン(VW)など一部の大企業が生産やコストの削減を進めており、雇用喪失に対する懸念が浮上。来年2月に予定されている総選挙も不透明感を高める要因となっている。