父と目指すは“世界チャンピオン”!アマチュア格闘技界に旋風、新居浜のスーパー小学生
この日、妹・望希叶(ののか)さんと一緒に練習に励んだ希咲来さん。10月に大阪で行われるキックボクシングの大会に向けて、コンビネーションやフットワークに磨きをかけました。 希咲来さん: 「めちゃくちゃしんどいけど、お父さんも頑張ってくれているので私も頑張らないとと思って」
大会まで2日。試合前、最後の練習。対戦相手を想定して、市内のボクシングジムで中学生を相手にスパーリング。 希咲来さんが出場するのは、35キロ級クラスの準決勝。対戦相手は中学生の男子です。 男子選手が圧倒的に多い格闘技の世界。希咲来さん、普段から男子選手とスパーリングを行って感覚を養います。およそ2時間汗を流した希咲来さん。 希咲来さん: 「(調子は)めちゃくちゃいいです。相手を圧倒できるように頑張ります」
迎えた今月6日、大会当日。参加するのは強豪ぞろい。およそ200人のアマチュアキックボクサーです。 試合前。会場の熱気をよそに、集中を高める希咲来さん。 希咲来さん: 「緊張してるんですけど頑張ります」 リングアナ: 「青コーナー、テッペンジム大阪 近藤選手」 希咲来さん: 「はい!」 試合は1分30秒の2ラウンド制。セコンドには週に1度練習に通う、大阪のジムに所属するプロキックボクサー。父の正英さんは、観客に混じって見守ります。
ついに始まった、決勝進出をかけた一戦。相手は1歳年上、中学1年の男子です。希咲来さん、序盤から積極的に前に出ます。相手は希咲来さんのハイキックを警戒して、距離をとりながらカウンターぎみに反撃を仕掛けます。
ここまでは5分と5分…勝負の第2ラウンド。希咲来さん、相手のパンチにひるむことなく、戦い続けます。 セコンド: 「おーナイスナイスミドル(キック)」 そして互角の戦いは、3人の審判による判定に持ち込まれました。青なら希咲来さん勝利、赤なら敗退です。正英さんも心配そうな表情で判定を見守ります。 リングアナウンス: 「判定の結果をお伝えします。20対19で青。20対19で赤」 そして、最後の一人は… リングアナウンス: 「20対19で青」