『コードヴェイン』発売5周年。アニメ調のキャラに思わず魅せられる、バンダイナムコが放ったドラマティックかつ高難度な探索アクションRPG【今日は何の日?】
バディとともに死闘を演じるのも魅力 2019年(令和元年)9月26日は、プレイステーション4(PS4)およびXbox One用『CODE VEIN』(コードヴェイン)が発売された日。本日で発売から5周年を迎えたことになる。なお、Steam版も翌日の2019年9月27日に発売されている。 【記事の画像(7枚)を見る】 『コードヴェイン』は、バンダイナムコエンターテインメントから発売されたアクションRPG。同社の人気作『GOD EATER』(ゴッドイーター)制作チームの主要メンバーが本作を手掛けていることで発表時から大いに話題となった作品だ。加えて“バンナム発の高難度探索アクション”という点でもゲーマーたちからの注目を浴びた。 ゲームの舞台となっているのは崩壊した近未来の世界。プレイヤーは“吸血鬼(レヴナント)”のひとりとなり、敵から奪った血を消費して発現する“錬血”を駆使しながら、死地の果てにある真実を求めてダンジョンを探索していく。 おもしろかったのは冒険の同行者として“バディ”が存在したこと。バディは控えている仲間の中からひとり選んで連れ出せるキャラクターで、攻撃の援護はもちろん、ピンチの際に助けてくれたり、探索時にヒントをくれたりもする頼もしい味方だった。 ゲーム自体が高難度であるのは間違いないが、バディがいたおかげでかなり攻略難度が緩和された点もありがたかったのでは? ミアやヤクモ、イオなど、総勢6名のバディが物語の進展とともに仲間になり、それぞれ固有の特性を活かしてプレイヤーを手助けしてくれた。バッファーやアタッカーなどの役割で選ぶ人もいれば、完全にキャラクターの見た目で選んでいた人もいただろう。筆者は最初に出会い、ストーリー的にも重要なイオを可能な限り連れて行っていた覚えがある。 武器種は片手剣、両手剣、銃剣、斧槍、大槌の5種類。ふたつまで同時に装備ができて瞬時に切り替えられるため、敵や状況に合わせてプレイスタイルを変えられたのが便利。 主人公が吸血鬼だけに、吸血を行って獲得した“冥血”を消費し、特殊能力“錬血”を発動するなんてこともできた。バトル中は合計8種類の錬血を使用可能で、防御力の増加や移動能力の向上、広範囲への攻撃など、さまざまな効果を発揮して戦いを有利にできたのも楽しかった。 吸血はコンボ中に組み込めるほか、敵の攻撃の受け流し中やバックアタックなどの特殊攻撃でも発動するのだが、これがクセになる気持ちよさ。防具である“吸血牙装(ブラッドヴェイル)”の種類によって吸血攻撃の型が変化するのがユニークで、近接戦でスピーディーに立ち回れる“オウガ”、ロングレンジから吸血可能な“スティンガー”、リーチは短いが広範囲の“ハウンズ”、トリッキーな“アイヴィ”といった種類があった。 高難度ゲームとしてアニメ調のキャラクターを採用しているという点も珍しく、この部分に魅了されてしまった人も少なくないだろう。NPCの登場人物たちは男女問わずいずれも魅力的だったのが印象深い。主人公のキャラクターメイキングもかなり凝った作りが可能で、自慢のキャラクターをSNSなどで披露していたプレイヤーも多かっただろう。 2020年1月29日にリリースされた有料ダウンロードコンテンツ第1弾“Hellfire Knight”を皮切りに、第2弾“Frozen Empress”、第3弾“Lord of Thunder”と配信開始。本編より強力な敵と戦えるほか、衣装が異なるバディや新たなブラッドコード(ジョブのようなもの)などが手に入る。 『コードヴェイン』は2024年9月18日現在、PlayStation Plus エクストラおよびプレミアムを対象としたゲームカタログでも遊べるので、こちらを利用して遊ぶのもいいだろう。