インド、最大25%の鉄鋼セーフガード関税を計画 中国念頭
Manoj Kumar [ニューデリー 17日 ロイター] - インド政府は、鉄鋼製品に一定期間、最大25%のセーフガード関税を課す計画。中国からの安価な輸入品の流入を抑制する。業界関係者や政府筋が明らかにした。 安価な中国製品が国内鉄鋼メーカーに悪影響を及ぼしているか調査した上で導入するとみられる。調査は1カ月以内に終了する可能性が高い。 中小の製造業者の懸念に配慮し、大手鉄鋼メーカーが鉄鋼製品を割引価格で中小企業に販売する。市場価格より約20%値引きされるという。 大手鉄鋼メーカーは中国製の安価な輸入品に懸念を示していた。 インドは世界2位の粗鋼生産国だが、昨年度(4─3月)に鉄鋼の純輸入国に転じた。今年度最初の7カ月間の輸入は7年ぶりの高水準だった。 鉄鋼省は今月、平鋼製品に25%のセーフガード関税を2年間課すことを提案した。