「老後の資金は2000万円で十分」は真っ赤なウソ…完全に手づまりな日本の経済が招く「過酷な未来」とは
老後2000万円問題が叫ばれて久しい。しかし、生活水準を落としたくないのであれば「2000万円でも足りない」。政府の経済的支援を当てにすることもできない。現代日本ではサラリーマンであっても資産を形成することが求められている。そんな人は会社を買おう。もしあなたが一般的なサラリーマンならば、既に会社を経営するノウハウを自然と身に着けているのだ。 【漫画】頑張っても結果が出ない…「仕事のできない残念な人」が陥るNG習慣 本連載では、平凡なサラリーマンが会社を購入し成功した例を紹介しながら、具体的に「どうやって資本家として成功するのか」を『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』(三戸政和著)から一部抜粋して紹介する。 『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』連載第4回 『「自己資金ゼロ」で企業購入…個人M&Aでの金銭的不安は「杞憂」と断言できる”驚きの新制度” 』より続く
変化した「50代」の価値観
いま会社は余っています。いまが会社の買い時です! “いますぐ”サラリーマンは会社を買いなさい!! 私がこの本で伝えたいメッセージはこのことに尽きます。ベストセラー『LIFE SHIFT――100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)でリンダ・グラットン教授に「これからの人間は100年生きる」と突然言われ、世界中が震撼しました。 60歳か65歳で収入がストップしたとして30年、40年の余生を何不自由なく暮らせるのだろうかと不安になった皆さんは、どうしたものかと途方に暮れたことでしょう。 私たちが子どもの頃、50代といえばイメージはもうお年寄りの入り口。『サザエさん』ではすっかりおじいちゃんおばあちゃんに描かれている磯野波平さんが54歳、フネさんは52歳です。 しかし、いまでは50代は仕事でも遊びでも現役バリバリの世代です。私の周りの諸先輩にも、ジムに行って鍛えている人や、野球やサッカー、バスケ、テニス、格闘技などの激しいスポーツを全力で楽しんでいる人、登山やロッククライミング、スキー・スノーボードやサーフィン、ヨットなどを余暇で楽しんでいる人がたくさんいます。もちろん、仕事はまだまだいくらでもできるでしょう。