伊藤淳史主演で『私の死体を探してください。』連ドラ化 共演に山口紗弥加、恒松祐里ら
伊藤淳史が主演を務める連続ドラマ『私の死体を探してください。』が、9月3日よりテレビ東京系で放送されることが決定した。 【写真】森林の中でひとりたたずむ、麻美(山口紗弥加)の姿が捉えられた『私の死体を探してください。』のポスタービジュアル 本作は、メディアプラットフォームnote主催の『創作大賞2023』にて応募総数約3万4000件の中からテレビ東京映像化賞と光文社文芸編集部賞をW受賞した、星月渉による同名作を原作としたミステリードラマ。脚本は入江信吾、監督は田中眞一が務める。 主演の伊藤は、麻美の収入で暮らしながら麻美の担当編集と不倫する“クズなヒモ夫”・三島正隆を演じる。さらに、自身のブログに「私の死体を探してください。」と投稿し、消息を絶つベストセラー作家で正隆の妻・森林麻美役で山口紗弥加、麻美の担当編集・池上沙織役で恒松祐里、沙織の上司で煌文社文芸編集部の編集長・神永進役で要潤、正隆の母・三島みどり役でかたせ梨乃、投資コンサルタント・橋本良介役で本宮泰風が出演する。 ベストセラー作家・森林麻美(山口紗弥加)は、自身のブログに自殺をほのめかす投稿をして消息不明となる。しかし、ブログの更新は止まらず次々と麻美を取り巻く関係者たちの秘密が暴露されていく。衝撃的なブログの内容に翻弄される夫・三島正隆(伊藤淳史)や、正隆との不倫関係が暴かれることに戦々恐々としながらも、麻美から約束されていた書き下ろしの新作原稿を血眼になって探す担当編集・池上沙織(恒松祐里)。手がかりが掴めぬまま、ただただ時間は経過し焦燥感に駆られていたそんな時、またもブログの更新を知らせる通知音が鳴り響く。次は一体どんな暴露か、なぜ死んだはずの麻美のブログが更新され続けるのか。麻美がブログを通して本当に伝えたかったこととは。 あわせて公開されたポスタービジュアルには、森林の中でひとりたたずむ、麻美の姿が捉えられている。麻美が両手に持っている白い鳥籠は、麻美の過去にまつわる“ある事件”を表している。 出演が発表された各キャストからはコメントも到着した。 コメント 伊藤淳史(三島正隆役) 主人公、三島正隆役を演じさせて頂きました、伊藤淳史です。 今回の役は、新たな挑戦と思えるキャラクターでした。監督やプロデューサーの方と、撮影前に沢山お話しさせて頂きました。 山口さんとは、約10年ぶりの共演でしたが、久しぶりな感じはまったくなく、毎日楽しく撮影が出来ました! 恒松さんとは、初めての共演でしたが、現場ではとても堂々とされていて、格好良い女優さんだなぁ、と思いながら、撮影にのぞんでいました! 最初から最後まで、一瞬も目を離せない展開で、とても面白い作品になっていると思いますので、是非ご覧下さい! よろしくお願いします! 山口紗弥加(森林麻美役) 森林麻美役を演じさせていただきました。ここから先の言葉が見つからず、この感情をどんな言葉に置き換えたら良いのかわからない。それほど深い衝撃を受けた役柄で、作品です。生と死・被害者と加害者の境界や善悪の所在はどこか曖昧で、人間として何かを常に試されているような感覚がありました。試されるほど、もっと先を覗いてみたくもなりました。 守るべきもののため、自身でその命を使い切ろうとする麻美の生き方には共感しかありません。 麻美の心に触れたい、その一心で演じました。 恒松祐里(池上沙織役) 一話一話読み終わる度に続きが気になり、一瞬で台本を読み切ってしまいました。私の役は山口紗弥加さん演じる小説家“森林麻美”が残した最後のミステリーの真相を積極的に追求していく担当編集者です。視聴者の皆さんに一番近い存在なので、一緒に驚いたり疑問に思ったりしていけたらいいなと思っています。なぜ森林麻美が「私の死体を探してください。」という言葉を言う事になったのか。その経緯を見届けていただけたらと思います。 要潤(神永進役) 今回、出版会社の編集長 神永を演じさせて頂きました。台本を読ませて頂いた時に、まるでミステリー小説を読んでいるかのように、すぐに続きが読みたくなる作品でした。そして読み終わった後には僕の魂がすっかりこの世界に飲み込まれていたのが分かりました。事件の謎はありふれたドラマチックなものではなく、恐らく誰もが一度は心当たりのある感情ではないかと思います。それぞれの登場人物が深く描かれ、キャラクター達のあらゆる感情の側面が垣間見るヒューマンミステリードラマとなっています。ぜひ、お楽しみに。 かたせ梨乃(三島みどり役) 先ず作品のタイトルに惹かれました。そして本を開くとあっという間に麻美ワールドに引き込まれて行きました。 伊藤さん・山口さんとは初めてお仕事をさせて頂きましたが、不思議な関係を演じる事が出来たかと思います。 抱きしめたくなるような伊藤さん、クールビューティーな山口さん、さてさてどんな家族になりましたか?! 小説を読んでいる様に引き込まれて行く世界に皆様ご期待下さいませ。 本宮泰風(橋本良介役) 何年ぶりか、いつ以来か記憶にないほど久しぶりにスッとぼけた役をやらせていただきました。 相手役もかたせ梨乃さんということで、力の入ってしまった私は、とぼけ具合にも磨きがかかってしまい、「なんなんだこいつは」というキャラクターが出来上がってしまいました。心地よいテンポで進む重いストーリーに、一役買えればという気持ちで参加させていただきました。より多くの方に見ていただけたら幸いです。 星月渉(原作者) テレビ東京映像化賞の受賞の連絡をいただいた時は正直驚きました。 ブログで、文章で周囲の人間を翻弄する。これをどう映像で表現するんだろう? 率直にそう感じていたのです。 原作のヒキの強さを何度もお褒めいただき、脚本を読んでその疑問は消え去りました。正隆はとても難しい役だと思います。 伊藤淳史さんが演じてくださること、嬉しくてわくわくしています。ドラマ全6話、最後まですべて見逃さないでいただけたら幸いです。 千葉貴也(テレビ東京・プロデューサー) 創作大賞映像化第2弾です! 『私の死体を探してください。』タイトルに強く惹かれました。 ページを読み進める手が止まらない、とにかく続きが気になる…。本作はかなりハイレベルで緻密に設計されたサスペンス、いや心理ホラー作品です。この作品のテーマの一つに「執着」があります。全ての登場人物が皆それぞれに違った「執着」を持っており、それを追い求めた先に「人間の心」の闇が垣間見えます。どんなに技術が進化してもAIが発達しても完璧には再現できない繊細な「人間の心」の本当の怖さ、難しさを作品を通じて感じて頂けますと幸いです。 伊藤さんはじめ超豪華俳優陣で本作を映像化できること、贅沢で誇りに思います。 人気ミステリー作家・森林麻美はなぜ姿を消したのか、なぜ死んだはずの人間のブログの更新が止まらないのか、最後の最後まで考察をお楽しみ頂けるかと思います。
リアルサウンド編集部