栃木県立夜間中学 名称は「とちぎ学びの夢学園」 来年1月から説明会を開催 2026年春開校へ
とちぎテレビ
阿久澤真理県教育長は7日の定例の会見で、2026年春、開校する栃木県内で初めての県立の夜間中学の名称を「とちぎ学びの夢学園」として準備を進めると発表しました。 阿久澤真理教育長「名称は『栃木県立とちぎ学びの夢学園』(仮称)。学齢期に義務教育の機会を充分得られなかった方がいらっしゃる。多様な背景を持った方に対し、夜間中学が一つの選択肢となり、学びの機会の確保に繋がっていくことを願っています」 夜間中学については全ての都道府県に少なくとも一校以上設置するよう国の方針が示されています。県教育委員会ではニーズ調査や先進地の視察を行い、今年2月、栃木市のフレックスハイスクール、「学悠館高校」の中に県立では初めての夜間中学を設置すると発表しました。 校名は8月から9月にかけて募集したところ、延べ329件の案が寄せられ、その中で多かった「学び」と「夢」を組み合わせました。 今後は、参加無料の学校説明会を来年1月から2月にかけて6回にわたって開き、前もって予約すれば個別相談も可能です。 阿久澤真理教育長「他県の状況を聞くと7割が外国籍という調査結果も出ている。日本語教育を中学の中でどう展開していくのか大きな課題」 県教育委員会では、来年2月の県議会での議決を経て、来春に学校を設置する計画で、校歌や校章の選定、カリキュラムの検討を進めながら、来年の夏ごろ、募集要項を公表したい考えです。 あくまで中学校であるため授業料や教科書代はかかりませんが、教材費などについては実費負担となります。定員は1学年につき1学級35人以内とし、県教育委員会では「学悠館高校といった多様な関係先との連携や栃木らしさの表現も含め検討していく」方針です。
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