Tokyo Bento Labo、江戸川区産業賞SDGs推進事業所受賞
今年で70回目となる「江戸川区産業賞」表彰式が12月9日、タワーホール船堀小ホール(江戸川区船堀4)で行われた。(江戸川経済新聞) 【写真】70回目を迎えた江戸川区産業賞表彰式。表彰を受けるTokyo Bento Labo代表の関克紀さん 同賞は、江戸川区内の産業振興や人材確保を目的として、経営改善や技術開発、模範となる従業員など、さまざまな基準を満たす事業者や従業員を表彰するもの。2024年度は、SDGsの理念を理解し、持続可能な開発目標の達成に向けた優れた取り組みを実施し、他の見本となる「SDGs推進事業所」として唯一、Tokyo Bento Labo(篠崎7)が表彰された。 「ごはん」をベースに、江戸川区内の小売り、食品加工、流通、スポーツチーム、NPOなど複数の事業者と連携しながら、食を通じたまちづくりに取り組んでいる同社。江戸川発祥の小松菜を使った地産地消の商品開発をはじめ、区内事業者と連携したフードロス対策「江戸川三色丼」の取り組み、食イベントの開催や地域イベントへの出店、スポーツを通じた地域振興、子ども食堂への食事提供など、地元を盛り上げる活動を行っている。 同社の関克紀社長は「地元で名誉な賞を頂けてうれしい。地域で発生したフードロスを冷凍弁当に変え、区内の自販機で販売、子ども食堂へ提供している。熱量がないとできないことだが、熱量さえあればできること。誰かが動けばみんなが動き始める」と話す。「今後も、地元はもちろん、この取り組みを全国へ広げたい」と意気込む。
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