「長沼かるた」地域の魅力・歴史・災害の教訓も【長野市】
子どもたちが楽しむ「かるた」には5年前の台風19号災害の教訓も詠まれています。 長野市の児童が、地域の魅力や歴史を「かるた」を通して学びました。 地域学習の一環として開催された、かるた大会。長沼小学校の児童76人が参加しました。 「長沼かるた」には、地域の魅力などが書かれています。 ■児童 「みんなで笑顔になれてよかったと思います」 地元の住民自治協議会が作りました。子どもたちも一緒に言葉や絵を考えたそうです。 ■記者 「このかるたには台風19号の教訓を活かした内容も盛り込まれています」 2019年に甚大な被害をもたらした台風19号。千曲川の堤防が決壊し、長沼小学校も被災しました。災害の教訓を詠んだかるたがあります。 「ルート決め 半鐘の記憶忘れず 早めの避難」 絵を描いた児童に話を聞きました。 ■児童(小6) 「もし災害が来ると思ったら、逃げてほしいという思いで(描きました。(災害当時は)怖い気持ちで車に乗って避難した」 ■長沼地区住民自治協議会・笹井妙音 さん 「災害のことも、歴史のことも、地域は変わっていくし、忘れていく中で、こういう形でかるたが残っていくことはありがたい」 長沼かるたは長沼小学校の学習教材として役立てられます。