トヨタの世界生産7%減の470・5万台…4~9月、認証不正や中国の販売不振で
トヨタ自動車が30日発表した2024年度上半期(4~9月)の世界生産台数(トヨタ、レクサス両ブランド)は、前年同期比7・0%減の470万5037台で、4年ぶりに前年同期を下回った。量産に必要な認証「型式指定」を巡る不正などで国内生産が1割近く減り、中国での販売不振も影響した。 【グラフ】トヨタ自動車の業績推移
内訳は、国内が9・4%減の約153万台。プリウスがリコール問題で4~6月に生産を止め、6~9月にはヤリスクロスなど3車種も認証不正の影響で止まった。海外は5・8%減の約317万台で、電気自動車(EV)など新エネルギー車への移行が進む中国は17・1%減だった。
世界販売は2・8%減の502万8830台と、2年ぶりに前年同期を下回った。北米は1・2%増だったが、中国(13・7%減)や日本(9・3%減)で低迷した。
ハイブリッド車(HV)の世界販売は21・1%増の約203万台と大幅に増えた。EVは32・5%増の7万8178台だった。
トヨタは24年度の世界販売目標を1040万台としており、半年間の進捗(しんちょく)率は48・4%となっている。