派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、自由民主党が行っている「政治刷新車座対話」が22日、津市の自民党三重県連で開かれ、有権者らとの意見交換が行われました。 　自民党執行部が全国に出向き、有権者らから忌憚（きたん）のない意見を聴く「政治刷新車座対話」は、国民の信頼回復につなげようと今年3月から全国各地で行われています。 　22日は、党の執行部から組織運動本部長を務める金子恭之元総務大臣や、山際大志郎元経済再生担当大臣らが出席しました。 　金子組織運動本部長は「裏金問題は国民の政治不信を招く極めて深刻な問題。信頼回復に向けた取り組みを進めていく」と強調しました。 　また、三重県連の幹部からは政治資金の透明性を求める発言が多く飛び出し、「1円単位で領収書の管理を徹底してほしい」などの意見が出されました。 　一方で、一般党員や有権者からは「国会議員はJR全線に無料で乗れるなど経済的に恵まれているはずなのになぜそれ以上にお金が必要なのか」「裏金問題に関わった議員に対して、もっと重い処分を科すべきだ」といった厳しい声があがっていました。