福島県の会津中心に大雪、強風 交通機関に乱れ
25日の福島県内は会津地方を中心に大雪や強風となり、交通機関に影響が出た。 福島地方気象台によると、同日午後4時現在の24時間降雪量は檜枝岐村で今季最多の66センチ、南会津町田島で24センチ、福島市茂庭で20センチだった。南会津町では、雪かきに追われる町民の姿が見られた。福島市では、出勤時間帯に幹線道路が渋滞した。 JR東日本によると、只見線は会津川口―小出駅間、奥羽線は庭坂―米沢駅間で始発から終日運転を見合わせ、ダイヤが大幅に乱れた。磐越東線、磐越西線、東北線、常磐線でも運休や遅れが発生。午後8時現在、少なくとも約9千人に影響した。 福島空港によると、北海道の大雪の影響で、新千歳空港(北海道)行きなどの2便が欠航した。東北自動車道福島飯坂―白石インターチェンジ間の上下線が午前3時から約7時間にわたって通行止めになった。 遠洋航海実習に出港予定だった小名浜海星高の練習船「福島丸」が、暴風のため出港を見合わせた。
◇ ◇ 福島地方気象台によると、26日の24時間予想降雪量は会津地方の山沿いで40センチ。JR磐越西線、只見線は一部区間で列車の遅れや運休が発生する場合がある。