米有権者の4分の3、米国の現状に否定的な見方 CNN出口調査
(CNN) 米大統領選に合わせCNNが行った出口調査で、米国の現状に熱狂している、あるいは満足しているとの回答は約4分の1にとどまった。10人中4人あまりは不満を示し、10人中3人は怒っていると語った。 【映像】ニューハンプシャー州の町で「全米一早い投開票」 ただ、有権者は総じて楽観的で、米国の最良の時期は未来にあると答えた人が10人中6人を超えた。最も良い時期は既に過ぎ去ったとの答えは3分の1程度だった。バイデン大統領の支持率は全米で低迷しており、仕事ぶりを支持すると答えた有権者は10人中4人程度。過半数は支持しないと答えた。 2024年大統領選に本戦に合わせてCNNが実施した出口投票には、数千人の有権者を対象とした聞き取り調査が含まれる。選挙当日に票を投じた人と、期日前投票や不在者投票を行った人の両方が対象になった。 この規模により、出口調査は今年の選挙に臨んだ有権者の人口動態上の特徴や政治的見解を理解する強力なツールとなる。調査結果は最終的に、選挙結果という究極の指標に照らして検証される。 出口調査は主要メディアでつくる「ナショナル・エレクション・プール」に代わってエジソンリサーチが実施。無作為に抽出した279カ所の投票所で、投票日当日に対面の出口調査が行われた。 調査結果には、期日前投票や不在者投票を行った人を対象に10月24日~11月2日に実施した聞き取り調査も含まれる。期日前投票所27カ所での対面調査のほか、電話やオンラインでも聞き取りを行った。サンプルの全数は1万6604人で、誤算の範囲はプラスマイナス2パーセントポイント。下位集団では誤差はさらに大きくなる。