沖縄各地で大雨、渡名喜は235ミリ「観測史上最大」(4月15日まとめ)
沖縄本島地方は15日、前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、南部や北部を中心に非常に激しい雨が観測され、各地で道路冠水や倒木、崖崩れなどの被害が出た。 【写真】辺野古の海域で「濁水」
渡名喜村では15日午後5時10分までの24時間雨量が2014年の統計開始以来、観測史上最大の235・5ミリを記録した。 大雨で沖縄本島内11ダムのうち、倉敷、山城を除く本島北部の国管理9ダムの貯水率は15日午後6時時点で前日比6・1ポイント増の61・5%となり、今年1月以来、3カ月ぶりの60%台とみられる。 沖縄気象台は15日、本島南部と北部地域に大雨・洪水警報を発表。那覇、豊見城、糸満の3市は避難指示を出した。伊是名村、那覇市樋川、南城市糸数では4月の観測史上最大を記録した。 気象台によると、16日の沖縄地方は高気圧に覆われておおむね晴れるが、所によりにわか雨が降る予報。 (吉田健一)
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