『ytv漫才新人賞』13代目王者は空前メテオ 芸歴4年目“新世代”激戦制し「オーカンドー!」【一問一答】
読売テレビ『マウスコンピューターpresents 第13回 ytv漫才新人賞決定戦』が3日、大阪市内の同局で開催され、初出場の芸歴4年目コンビ・空前メテオ(大門正尚、茶屋)が優勝を果たした。 【写真】『M‐1』注目株!空前メテオが『ytv漫才新人賞』を制す 関西を拠点に活動する芸歴10年目以下の若手漫才師を対象にした漫才賞レース。年間3回行われる事前ROUNDを勝ち抜いた計6組と敗者復活枠1組が決定戦に進出。今年度は、たくろう、ハイツ友の会、空前メテオ、バッテリィズ、ぐろう、ドーナツ・ピーナツ、ぎょうぶ(出番順)が13代目王者を目指した。 ファーストラウンドでは、3組目に出場した空前メテオが「パティシエと魚は同じ」という独自の理論を展開する茶屋に、大門がツッコミを入れながらも翻ろうされるというネタで笑いをとり、500点満点中467点で1位に躍り出た。同じ芸歴4年目のぐろう(家村涼太、高松巧)が2番手につけた。 最終決戦では、空前メテオが「犬派か猫派かという質問」のネタで審査員の3票を獲得し、接戦を制した。優勝が決まった瞬間、笑顔でガッツポーズ。茶屋は「最高の“ダンス”でした」、大門は名前の“おおかど”と“感動”をかけて「オーカンドー!」と喜びを爆発させた。 審査員は、ハイヒール・リンゴ、ザ・プラン9のお~い!久馬、ハリウッドザコシショウ、フットボールアワー・岩尾望、パンクブーブー・佐藤哲夫の5人が務めた。リンゴは「10年選手がどんどん倒されていく中で、フレッシュという意味ではすごくいい大会だったと思います」と称賛。また吉本の養成所(NSC)時代に空前メテオとぐろうを指導した久馬は「いい勝負というか、生徒の頃から見ていたので感慨深いものがありました」と教え子同士の激闘を称えた。 ■空前メテオ 優勝コメント ――優勝した現在の心境は? 大門:ほんまに実感がないです。ほんまに優勝したんやっていう。信じられないなって感じです。理解が追い付いていないみたいな感じです。 茶屋:意味がわかってないです。 ――最終決戦の相手が同期のぐろうに決まったときの心境は? 茶屋:意味わかんなかったです。ぐろうとはめっちゃ仲が良くて、風呂とか一緒によく行くんですけど、その時に、「こんなんなったらええなあ」って話してたことがそのまんま起きたので、意味がわからないなって。 ――事前ROUND(予選)で決定戦が決まってからきょうまで、どういう意気込みでこの賞に挑みましたか? 大門:ROUND2で通ったんですけど、その時から「マジで通ってもうた」みたいな、今みたいな心境やったので、逆にきょうまでは「まあまあ、やるだけでしょう」みたいな。気負いとかはなかったです。そもそも、(通ったのが)ラッキーぐらいな感覚だったので、あとは当日を迎えるだけやなという感じでした。 茶屋:ネタも一番好きなやつで、迷うこともなく。 ――1本目と2本目のネタの順番はどうやって決めたんですか? 茶屋:事前ROUNDのときに2本目のネタをやって通過したんですが、違うネタは絶対見せたかったので、それを先にやりました。 ――今後の目標は? 茶屋:これでごはんを食べられるようになると思うので、ネタを書くことに集中して、賞レースをいっぱい獲りたいです。 大門:どんなことを言われても大きい声でツッコんで、100でやるんだぞと。その姿勢を忘れずにやっていきたいです。全力でやるんだぞという姿勢を見せていきたいです。 ――優勝すると“ご褒美特番”がありますが、どんなことがしたいですか? 茶屋:僕ら、単独ライブで後ろに白い板を置いて、そこに文字を書きながらネタをするというのをやっていて…それもできますか? 大門:僕はクイズ番組がしたいです。クイズ大好きなんです。解答者になって、いっぱいクイズに答えたいです。 ――賞金100万円の使い道は? 茶屋:1万円札で鶴を折って、いろんなところに飾ります。 大門:今、自転車が壊れているので、50万円で速い自転車を買えるだけ買って、大阪の難波中に置いて、芸人みんなが乗れるようにしたいですね。