【ソフトバンク】有原航平が先発2日西武戦は好相性の東京ドーム開催「やることは変わらない」
ソフトバンク有原航平投手(31)が東京開催で5年ぶりの白星へ導く。 リーグトップ7勝を挙げている右腕は「白のキセキ2024in東京」と銘打たれる2日の西武戦(東京ドーム)に先発。孫正義オーナー(66)の御前試合となる予定で、当地のホーム開催で19年以来の勝利を目指す。チームは2位ロッテに11・5ゲーム差をつけて首位を独走中。白星を届けて、総帥をさらに安心させる。 ◇ ◇ ◇ 昼下がりの神宮外苑で有原は黙々と最終調整を行った。若田部1軍投手コーチとマンツーマンでのキャッチボールを終え、汗だくで意気込む。「まだまだ結果と内容を上げていきたいと思っている。明日(2日)はいいピッチングができたら」。リーグ単独トップ7勝の右腕はさらなる高みを目指していた。 先発する2日の西武戦は「白のキセキ2024in東京」。20年ぶりに復活したイベントの東京ドーム開催で、孫正義オーナーも来訪する予定だ。総帥の御前試合に向けて「もちろんそういう試合で投げさせてもらえるのはうれしいです。チームもいい流れで来ているので、僕自身もそれに乗っていけるように」と意気込んだ。当地での主催試合は19年以来白星がない。「僕自身やることは変わらない。とにかくチームが勝てるように」と5年ぶりの白星を誓った。 頼もしいデータが右腕を後押しする。東京ドームは日本ハム時代を含めて8試合に登板し、6勝1敗、防御率2・38。直近では5月28日の巨人戦で6回無失点など、現在14イニング連続無失点だ。今年1度マウンドに上がっているだけに「1カ月前ぐらいなので、特に何も考えずにいける」と泰然自若。さらにホークス移籍後の西武戦は3勝1敗、防御率1・52の好相性だ。「積極的に打ってくると思うので、そこに負けないように」と警戒しつつ「悪いイメージはないです」と話した。 チームは2位ロッテに11・5ゲーム差をつけてパ・リーグ首位を独走している。4年ぶりのリーグ優勝に向けて快走中だが「何よりも待ち遠しい優勝。この2文字を実現してほしい」と話していた孫オーナーに直接白星を届けられれば最高だ。安定感抜群の有原で7月初陣を飾る。【只松憲】