トヨタ、一部車種の納入停止 エアバッグ性能問題で
David Shepardson [ワシントン 20日 ロイター] - トヨタ自動車は20日、エアバッグの性能を巡る問題が解決するまでスポーツ用多目的車(SUV)のグランドハイランダーとレクサス・TXの生産と納入を停止すると発表した。 同社は先に、運転席側のエアバッグについて、衝突時に窓が開いていると想定通りに展開しない可能性があるとの理由から、米国で14万5000台の2024年式グランドハイランダーとレクサス・TXをリコール(回収・無償修理)すると発表していた。 トヨタは「これらの車両は連邦安全基準を満たしていない可能性があり、特定の衝突時に負傷するリスクが高まる」としている。 8月中旬までにこの問題について顧客に通知する予定だが、リコールの解決策がいつ発表されるかは明らかではない。 両車両はインディアナ州プリンストンの組立工場で生産されている。