落合博満氏が語るソフトバンク首位の理由「最近の野球界は初球から…それが今のソフトバンクにはない」
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が12日、NHK「サンデースポーツ」(日曜後9・50)にゲスト出演。現在パ・リーグで首位を独走するソフトバンクの強さの理由について語った。 【写真】激変!白ひげがさらに伸びた姿の落合博満氏。落合福嗣X(@fukushi_o)から 番組に白いひげを蓄えて登場した落合氏は、開幕から1カ月半が経ってソフトバンク抜け出している現状について「やっぱり数字に表れている通り、防御率は1点台(1.99)ですよね。それとチーム打率は2割6分くらい(2.61)。それだけを見ても、この順位にいるのは納得できますよ」と分析した。 打者が好調な理由については「ボール球は振らないってことなんだろうと思います。バッターっていうのは元々、自分がヒットになる確率が高いボールから打ちにいくっていうのが大前提なんですよ。ところが最近の野球界は初球から“そんなクソボール振るなよ”っていうようなのを平気で打っていく。それが今のソフトバンクにはないってことなんだろうと思います」と持論を述べた。 また、番組では四球数のリーグ上位10人に柳田や近藤などソフトバンク選手5人が入っていることを紹介。落合氏は「首位打者を獲ろうと思ったらいかにボール球を振らないで四球を選ぶかが大事」と語り、「自分の打てるストライクゾーンっていうのをはっきり自分の中に置いておいて、そのボールだけ打ちに行く。ツーストライクまでは自分のボールだけを絞り込んで取りに行くってことが大前提」と打席での考え方についても明かした。