新潟市内のイノシシ捕獲数が急増!2024年度11月末時点で89頭、前年度全体を上回る
新潟市内で2024年度、イノシシの捕獲数が急増している。11月末時点で既に2023年度全体の捕獲数を上回っており、出没数も増えている。 イノシシの捕獲数は、12月12日に開かれた新潟市議会12月定例会本会議の一般質問の中で、市が明らかにした。中原八一市長は、23年度は27頭だったが、24年度は11月末で89頭と大きく増加している状況を報告。出没数も11月末時点で147件となり、特に西蒲区で目立つとした。 新潟市は新潟県猟友会に対する捕獲依頼や、地域への電気柵の貸し出しなどを行っているが、木山浩環境部長は「結果として(出没数の)減少には至っていない」との見解を示した。今後について「人里に出た個体はできる限り捕獲に努めたい」とした上で「やぶ刈りによる緩衝帯の整備など、人里や農地への出没を防ぐ対策を講じながら、人と野生鳥獣とのすみ分けを図りたい」と述べた。