「彼らがいなかったら物語は変わっていた?」忘れかけてた…『ドラゴンボール』悟空を助けた民間人たち
■ペンギン村で夢のコラボ!則巻一家
さらに本作には、忘れてはいけない悟空を助けた“特別な民間人”がいる。それは鳥山さんのもう一つの代表作『Dr.スランプ』でおなじみの則巻一家だ。 コミックス7巻、ブルー将軍との追いかけっこの末に悟空が辿りついたのがペンギン村だった。 壊れたドラゴンレーダーを則巻千兵衛が修理し(実際は、千兵衛の息子・ターボくんが後ろから超能力を使って直していたが……)、さらに、ブルー将軍の超能力で動けなくなった悟空のピンチにも、千兵衛が「アラレッ!! あの人と はげしくプロレスごっこしてあげなさいっ!!」と叫び、アラレがブルー将軍を頭突きし遠く彼方まで吹っ飛ばし、悟空を助けてくれた。 ちなみに、このアラレの強さを見て悟空は、この世界には自分より強いヤツがいっぱいいることを実感。アラレとも対決したかったのだろうか、別れ際には「おまえ こんど 天下一武道会があったら出場しろよ!」と、勧誘していたのが悟空らしかった。 今回は『ドラゴンボール』悟空を助けた民間人たちを紹介してきた。そのほとんどが「レッドリボン軍編」での登場だったのも面白い。 それもそのはず、それ以降、ピッコロ大魔王にサイヤ人、さらにはフリーザと敵の強さも格段に上がっていき、民間人の手の届かないところで戦いはおこなわれることになっていくからだ。 それにしても漫画『ドラゴンボール』の最終決戦、特大元気玉作りにジングル村の人々やカリン塔のボラやウパが参加してくれる展開は非常にアツいものがあった。 10月11日より放送が開始された、新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』も話題沸騰中の本作。戦士たちはもちろん、一般人にまでドラマを持たせる鳥山さんのストーリーから、これからも目が離せない。
海狸こう平