「口座が犯罪に使われている 紙幣番号を確認する必要がある」70代男性が警察関係者を名乗る男に1100万円騙し取られる
愛媛県四国中央市の70代男性が、警察関係者を名乗る男から「あなたの口座が犯罪に使われているので、紙幣番号を確認する必要がある」などと電話を受け、あわせて1100万円を騙し取られました。警察が特殊詐欺事件として調べています。 詐欺の被害にあったのは、愛媛県・四国中央市に住む無職の70代男性です。 警察によりますと11月4日、警察関係者を名乗る男から男性の固定電話に、「あなたの口座が犯罪に使われているので、紙幣番号を確認する必要があります」 「後日連絡するので、それまでに200万円と運送業者の送り状を用意してください」などと電話がありました。 これを信じた男性は、男から指定された関東地方の住所に、宅配便で現金を送付。 11月6日から19日まで間、5回にわたって現金を送り、あわせて現金1100万円を騙し取られたということです。 男性が5回目に現金を送った際、それまで来ていた現金を受け取った旨の連絡がなかったことを不審に思い、警察に相談。25日、警察に被害届を出しました。 警察は、特殊詐欺事件として調べを進めるとともに、・警察官が理由を付けて、現金を送るよう要求することはない。・電話でお金の話になったら、まずは詐欺を疑うなど注意を呼びかけています。