「やられたまんまで終わるのはホンマに悔しい」再昇格目指す巨人・京本真が2軍戦で1回6球斬り
◆イースタン・リーグ 西武5―3巨人(17日・カーミニーク) 巨人の京本真投手(20)が17日、再昇格へ完璧な“リスタート”を決めた。イースタン・西武戦(カーミニーク)で2点差の8回に登板。13日に2軍降格後初となる実戦で、最速151キロの力強い投球で1回をわずか6球で完璧に封じた。「1軍では変化球が使えずにカウントで苦しんだので、3球で追い込むことを意識した。1軍で活躍するために、やるべきことをやっていきたい」と息巻いた。 【動画】京本真が一足先にグラウンドに出てキャッチボール 2軍では開幕から11戦連続自責0と結果を残して4月30日にプロ初昇格。4登板で防御率3・60だったが、1軍で戦うためには意図のある配球が重要だと痛感した。「1軍投手陣はレベルの高い会話をしていて、僕はそこまで考えたことがなかった。たまたま抑えるんじゃなくて、抑えるべくして抑えている」。これまでカウント球に使っていなかったフォークで初球ストライクを奪うなどチャレンジが見えた。「やられたまんまで終わるのは、ホンマに悔しい。一日でも早く1軍に戻ってやり返したい」と瞳をぎらつかせた。(小島 和之)
報知新聞社