復刻祈願! 心に残る”本当に旨かった”グルメチェーン店の「限定メシ」5選 #食楽web #限定メシ
極上の味わいに悶絶!『なか卯』の「ローストビーフ重」
3品目の「ローストビーフ重」は、親子丼でお馴染み『なか卯』が約2年ぶりに販売した7月の期間限定メニュー。オーストラリア産牛モモ肉を低温調理して仕上げたローストビーフを、醤油ベースの専用ダレ、スライスオニオンと刻み海苔を敷いたご飯に乗せたお重です。 メニュー写真を凌駕する10枚のローストビーフが表面をみっちりと覆い、薄切りの1枚1枚がとにかく柔らか&赤身の旨みもしっかり感じられる仕様。タレの味わい、そしてスライスオニオンとの組み合わせもバッチリで、ローストビーフで白飯を喰う喜びを存分に堪能させてくれた、ナイスな一杯でした。
仕事を忘れるご褒美実食!?『名代 宇奈とと』の「月見ギガ増し丼+」
4品目は、スピーディーかつリーズナブルな価格でうなぎメニューを提供する『名代 宇奈とと』が9月に販売した「月見ギガ増し丼+」。通常メニュー「うなめし」の約4倍の鰻を乗せた期間限定メニュー「ギガ増し丼+」に、中秋の名月に見立てた温泉玉子をトッピングした丼です。 食べても食べてもご飯が見えてこない大量のカット鰻と、温泉玉子の黄身によるコクとマイルドな味わいが絶妙にマッチ。その美味しさたるや、仕事であることを忘れて夢中になってがっついてしまうほどでした。「ギガ増し丼+」も含め、ここ数年は途切れることなく春と秋の年2回で提供されていますので、何事もなければ来年の3月若しくは4月には登場すると思われます。既にその美味しさを知っている方、また実食未体験の方も、心して販売の告知が出るのを待ちましょう。
上質の牛ホルモンを堪能!『伝説のすた丼屋』の「豪快すたみなにくニク焼肉丼」
5品目にチョイスしたのは『伝説のすた丼屋/名物すた丼の店』で10月に販売された「豪快すたみなにくニク焼肉丼」。合計約160gの牛カルビ&大とろホルモンを特製の旨辛炭火焼肉ダレで焼き上げ、ピリ辛ねぎナムルと生卵と一緒にいただくという、名前通りの豪快な丼です。 牛カルビ、大トロホルモンともにプリプリで柔らかく、特製ダレが丼全体の美味しさをググッと底上げ。さらにこの丼がデビューとなったピリ辛ねぎナムルが絶妙なアクセントになるなど、完成度の高さを感じさせる味わいを備えていました。 ちなみにこの丼に関しては、良くも悪くも“ニンニクたっぷり一辺倒”だったこれまでの期間限定丼から、美味しさや味わい重視(もちろん軽視していたわけではありませんが)へとシフトチェンジを図った、ある意味記念碑的な一品と勝手に解釈しています。『すた丼屋』のホルモン入り丼は今後も恐らく“ハズレなし”。「豪快すたみなにくニク焼肉丼」も含め、再びの登場を祈っております!
もう一度食べたいという希望と、もしかしたらもう食べられないかもしれないという絶望(大げさ)を併せ持っているのが、期間限定メニューの面白さであり、また大きな魅力でもあります。2024年もチャレンジ精神に満ち溢れたお試し系からレギュラー入りの最終確認を兼ねた自信作まで、各外食チェーンさまざまなメニューが登場すると思いますので、ぜひ皆さんもお気に入り&記憶に残る一食への遭遇に期待しつつ、お店に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(撮影・文◎河西まさあき)