「俳句を通じて110番の日の正しい利用を知って」松山東高生が一日通信司令課長で俳句バトル【愛媛】
テレビ愛媛
1月10日は110番の日です。愛媛県立松山東高校の文芸・俳句部員が県警の一日通信司令課長を務め、俳句を通して正しい110番の利用を呼びかけました。 一日通信指令課長に委嘱されたのは、俳句甲子園全国大会に最多出場などの実績を誇る松山東高校の文芸・俳句部員6人です。部員らは委嘱状を受け取ったあと、紅白のチームに分かれて110番をテーマにした俳句を披露しました。 松山東高校文芸・俳句部山本恭児部長: 「きょうは僕たち、句を作ってきたので、この俳句を通して、少しでも110番の正しい利用について、知っていただけたらなと思います。」 紅チーム「110番なき初晴の駐在所」「110番なき初晴の駐在所」そして白チーム「0打てぬ110番や寒昴」「0打てぬ110番や寒昴」の俳句を読み上げ、このあと俳句甲子園でも行われる相手チームの句に対し質問などをするディベートで熱いバトルを展開しました。 白チーム: 「なぜ駐在所なんでしょうか。駐在所というと、例えば交番とかも同じような意味ですし、なぜ交番ではなく駐在所としたんでしょうか」 紅チーム: 「駐在所ということで、この地方の方の交番、田舎の例えば山間部だとかその離島だとか、そういう方の交番が思い浮かべられるかなと思います。だからこそ、より身近に感じる存在というか、交番を身近に存在を感じていて、110番がないというのを実感してるんだと思います。」 続いて相手チームからは。 紅チーム: 「どういう状況でこれを詠んだのかわかりづらいのでそこを教えてください」 白チーム: 「1、1まで打ったところでふと思ったんです。これってほんとに110番する必要があるのか。そんなに緊急性ないんじゃないか。そういう、なんだろう、ためらいというか。そんな中、ふと考えて上をみた時に寒昴があったんです。その寒昴の冴えた光が作中主体を冷静にさせられていたんじゃないでしょうか。」 一日通信指令課長となった高校生らは得意の俳句を通して、正しい110番の利用を訴えていました。 県警によりますと、去年1月から11月末までにかかった110番通報は8万2702件で、このうち2割以上がいたずらや間違い、急を要さない相談だったということです。県警は相談や問い合わせは警察相談ダイヤルの♯9110を利用するよう呼びかけています。 #愛媛県 #松山市 #110番の日 #俳句バトル #松山東高校 #高校生 #一日通信指令課長 #文芸・俳句部 #委嘱状 #ディベート
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