4年で牛66頭を襲い続けた怪物ヒグマ「OSO18」の苦い記憶が残る北海道東部 駆除からわずか10か月“第2のOSO”か…子牛8頭襲撃された牧場でクマから子牛を守るため“金属製の扉”を設置 北海道別海町
UHB 北海道文化放送
北海道東部の別海町の牧場で子牛8頭がクマに襲われたとみられる被害から1週間。 5月29日、クマの侵入を防ぐ金属製の扉が設置されました。 別海町中春別の牧場に新たに設置された高さ2メートルの金属製の扉。 扉の奥に飼育する子牛をクマから守るのが狙いです。
この牧場では5月21日、子牛4頭が死んでいるのが見つかり、あわせて8頭がクマに襲われたとみられています。 2019年からの4年間、66頭もの牛を襲い続けた「OSO18」の苦い記憶が残る北海道東部。 OSOのように被害が拡大したケースもあることも踏まえ、牧場では今後、より対策を強化する方針です。
「最低限、建物には入らせないこと。今後、施設周りに侵入できないような電気柵も検討しなければならないと思います」(なかしゅんべつ未来牧場 友貞 義照 専務) 現場から約2キロ離れた場所では5月22日、クマが目撃されています。 牧場に箱わなを設置しましたがクマは捕獲されていません。 町や警察は周辺の牧場にも警戒を呼びかけています。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 「第2のOSO18 」への危惧 子牛8頭がヒグマに襲われた被害から一夜…箱わな設置し警戒強める 蘇る4年間で牛66頭を襲った“モンスターOSO18”の記憶 町は猟友会などと対策を協議 北海道別海町
- 牛襲う"忍者グマ"OSO18の恐怖再び…ヒグマに子ウシ8頭襲われ4頭死ぬ クマを捕獲するための「箱わな」牧場付近に設置 猟友会などと今後の対策を協議 北海道別海町
- 忍者グマ「OSO18」駆除したばかりなのに…また“牛襲いクマ”出現 不安広がる 子牛8頭襲撃 4頭の死骸 わずか100メートルの場所には民家が 箱わなで駆除を検討 北海道別海町
- ヒグマの仕業か 牧場で子ウシ8頭襲われ 4頭の死骸みつかる OSO18が活動していた北海道東部でまた…新たな"牛襲いクマ"の出現か
- 「黒い何かを目撃した」住宅街で体長約2メートルのクマのような動物目撃 近くには中学校もあり警察が朝から付近をパトロール 札幌市手稲区