大谷の足の勢いも止まりそうにない(C)Getty Images

　ドジャース・大谷翔平の勢いが止まらなくなってきた。 　現地20日（日本時間21日）、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場すると2戦連発となる52号を放った。 【動画】大谷、足でも魅せた！52盗塁をマークしたシーン 　前日のマーリンズ戦で6打数6安打3本塁打2盗塁10打点の異次元パフォーマンスを示し、節目の「50ー50」を一気に通過し、「51－51」に突入していた。 　本拠地に戻ってのゲームとなり、第1打席に入る前には今季のこれまでのホームラン映像を振り返るセレブレーションも行われた。「MVPコール」も鳴りやまない中、本拠地ファンにとって待望の時間が訪れたのは5回の第3打席。1点を追う場面の二死二塁で打席に入ると、相手左腕、フリーランドの高めのボール球をとらえ、打球速度110．1マイル（約177．2キロ）、飛距離423フィート（約128．9メートル）の豪快弾で本拠地のファンを騒然とさせた。 　この一発でシーズン換算で54発ペースとした。 　また前日2盗塁とした足も止まらない。4打席目に内野安打で出塁するとすかさず二盗を決め、「52－52」を達成。これでイチローがマリナーズ初年度に記録した日本人シーズン最多記録の「56盗塁」更新も見えてきた。 　前日の記録達成時には歴史を作ってきたレジェンドOBにリスペクトの気持ちを示した背番号17だが、自身が新たな歴史を次々と塗り替えている。球団公式SNSも52号達成時の動画とともに「ショウヘイ、オオタニ、あなたはばかげている」と速報。想像を超えてくるパフォーマンスの数々に最大限の畏敬の念を示した。 　大谷は試合後のヒーローインタビューで「52－52」を達成したことで今後どこまで記録を伸ばせるかと聞かれると「いいアットバットを続けて、無心で自分の役割ができるように頑張りたいと思います」と前を見据えた。この日は4打数3安打2打点1盗塁でチームも6－4と勝利を収めた。目前に迫るポストシーズンに向けても引き続きの大暴れを期待したい。 ［文／構成：ココカラネクスト編集部］