V長崎 大一番を前に練習公開 10日ホームで最終戦「目の前の一戦に全力」
サッカーJ2のV・ファーレン長崎は7日、リーグ最終戦となる10日の第38節ホーム愛媛戦を前に、長崎市のピーススタジアムで公開練習を行った。現在3位で、2位横浜FCとの勝ち点差は3。最終戦でV長崎が勝って横浜FCが敗れれば、勝ち点で並んで得失点差で上回る。逆転でJ1自動昇格が決まる大一番を迎える。 清水が既に昇格を決めており、自動昇格枠は残り1。第37節のアウェー千葉戦は、勝たなければ、その時点で3位での昇格プレーオフ(3~6位)進出が確定する状況だった。1-1の後半39分に戦列復帰したばかりのエジガルジュニオが勝ち越しゴールを決めて2-1で勝利。2位横浜FCが栃木と引き分けたため、勝ち点差が3に縮まり、V長崎の自動昇格の可能性が残った。 この日の公開練習では多くのファン、サポーターがスタンドに集まり、選手たちに熱視線を送った。選手たちは約1時間半、ボールポゼッションや、11対11の試合形式の練習で汗を流した。 チームは最終戦に向け、士気が上がっている。千葉戦でPKを止めて勝利に導いたGK若原は「自動昇格の可能性がある中で、最後にホームでやれるのは力になるし、すごく楽しみ。自分がゴールを割らせなければ、前線の選手が点を取ってくれる。横浜FCの結果は気にせず、目の前の一戦を全力で戦いたい」と表情を引き締めた。