こども警察が“左利き”を取り締まる、井口奈己の監督作「左手に気をつけろ」6月公開
「犬猫」「人のセックスを笑うな」の井口奈己が監督・脚本・編集を手がける中編「左手に気をつけろ」が6月8日に公開決定。あわせて予告編がYouTubeで解禁された。 【動画】「左⼿に気をつけろ」予告編はこちら 第36回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門に出品された本作の舞台は、左利きによって媒介するウイルスが蔓延し、こども警察による厳しい取り締まりが行われている世界。行方不明になった姉を探す神戸りんは“運命の人”と出会い、「世界を変える」と意気込んでいた。 本作の製作は、エグゼクティブプロデューサーである金井久美子と金井美恵子の提案により始動。井口は2021年に公開されたドキュメンタリー「こどもが映画をつくるとき」に続いて、子供たちのエネルギーが暴走する大胆な冒険映画として本作を完成させた。 予告には、こども警察が左利きの人を取り締まる場面や、「御用だ! 御用だ!」と町中を駆け回る子供たちの姿が映し出される。キャストには名古屋愛、北口美愛、松本桂が名を連ねた。 文化振興ネットワークが製作・配給する「左手に気をつけろ」は、東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。なお、井口の根源的作品とされる短編「だれかが歌ってる」が併映される。 (c)⽂化振興ネットワーク、CULTURAL DEVELOPMENT NETWORK