立憲・泉代表は「塩むすびのような人」? 党大会で送られたエールの“意味”は
■苦境続く泉代表へ「塩むすび」のエール?
泉代表の任期は今年9月までとなっており、代表選挙が控える。3年目を迎えた泉代表に対しては、党内から指導力や発信力不足を指摘する声が根強く、ある中堅議員は「泉代表が野党第一党の顔として戦う選挙戦は不安だ」と漏らす。 そんな泉代表に、党大会の来賓挨拶でこんなユニークなエールが送られた。立憲民主党が目指す社会像「ビジョン22」の策定に関わった、本間正人・京都芸術大学前副学長の発言だ。 「(泉代表を)クリーンでスキャンダルのスの字も出て来ない。僕は塩むすびみたいな人だなと思う。具が入ってなくて味わいが薄いように思うかもしれないけれども、味わってみれば一番飽きがこない。持続可能な未来を実現していけるのは、こういうキャラクターの人なんじゃないか」 ある中堅議員も「確かに泉代表は激辛料理でもないし、会席料理でもない。いい例えだ」とニヤリ。泉代表自身この例えは気に入ったようで、その後の挨拶では開口一番「塩むすびです」と自己紹介し、会場を沸かせた。記者から「具を入れるとしたら?」と聞かれても「いりません!私は私、塩むすびは塩むすび。天下一品の塩むすびを作りたい」と胸を張った。 「塩むすび」のように、素朴でありつつも飽きが来なく、万人に愛される代表になれるのか。泉代表の正念場は続く。